『亡き登山仲間からの声』チャネリングメッセージ
ある登山家からの相談があった。彼は最近、雪山で登山仲間、鎌田(仮名)、新岡(仮名)を亡くしていた。彼にとってよく知る2人だが、鎌田と新岡はこの時の登山に関してはあまり良い関係ではなかったのを感じていた。特に鎌田は純粋な山好きなやつだったが、けしてそのために無理はしない男だった。一方で新岡は名声のためであれば無理してでも成し遂げたいそういったタイプの男だった。2人のことをよく知る彼にとっては本当は鎌田は途中でこの登山をやめたかったんではないのか?2人の食い違いがこの事故を生んだのではないのか?と思うようになっていった。本当は鎌田はどう思っていたのか知りたい。という依頼であった。
鎌田の霊にチャネリングすると待っていたかのようにメッセージが来た。

『あなたが背負っているものは荷が重過ぎる。
僕を許してほしい。
僕らの真実はあなたの心に滲みている。
光を追い求めるのは間違っていない。私とあなたは楽しい時間を過ごした。
雪山の登山の中で僕は 終始 、耐えていた。
それはいい状態ではなかったと思う。
でもそれを含めて 登山 だと思っていた。
それがいいことじゃないことも分かっている。
それはあなたにとって耐えがたいことに感じる かもしれない。
でも僕は後悔はしていない。
それが僕の登山のスタイルでもあったからだ。
山は『けもの』だと思ったことはない。
山と 調和がとれているとさえ思ったこともあある。
最期まで幸せだったよ。
山に抱きかかえられながら永遠の床につくことができたから。
あなたには道を踏み外さずに生きてほしい。
雪に閉ざされた闇ではなく、光に導かれた明日を生きてほしい。
何も背負わなくていい、あなた自身を生き抜く、それだけで十分なのです。
私はあなたを見守っています。
もう真実を探そうとしないでください。
感謝しています。
詫び きれないこの気持ちを許してください。
そして新岡も同じ気持ちだと言っています。』
※プライバシーに配慮し、実際の内容とは多少変えています。