縄文巡礼の旅 神津島編①
3週間くらい前だっただろうか?急に次は神津島へ行けという御達しがどこからともなく来た。神津島といえば、縄文の黒曜石が採れるところとは知っていたが、またもや縄文関係の島に呼ばれるとは思いもかけなかった。
神津島に着くと原付バイクで島を回った。島の端まで来るとある慰霊碑に目がいった。一匹のコロコロに太ったトカゲが慰霊碑の上からこっちを覗いていた。この島の船がこの近くで転覆し、犠牲者がでたとのことだつた。突然、そのうち最も年配の霊からアクセスがあった。経験の一番ある自分がなんとかしてあげられなくてみんなに申し訳なかった。みんなの意識をこの島の縄文の神様のところへ連れて行ってほしい。
でもそうは言われても、自分もこの島に来たばっかだし、縄文の神様がどこにいるかなんて分からないよ。だいいちあなたは霊なんだから自分で神様探して行けばいいんじゃないの?霊界は階層があるようで、どうやら間で繋ぐのは人間を通してじゃないとできないとのことだった。地図を広げ、めぼしいところを聞いていくと。ここだというところがあった。
それは阿波命神社というところだった。

鳥居をくぐると、まさに聖域といった感じで空気が変わる。ここは縄文から全く変わっていない。静寂に包まれている。そう思った。

本殿へ着くと、先程の慰霊碑の霊に言われた通り、犠牲者たちの意識を繋いでほしいとお願いした。繋ぎ終わると、先程慰霊碑のところにいたコロコロに太ったトカゲが祭壇の階段のところから出てきてすっと居なくなった。
それから本殿の方へ意識を向けているとこちらにもメッセージが来た。実はこの霊たちを使ってあなたをここに来てもらった。そして縄文について語り始めた。
『縄文は意識の時代であり、また光の時代でもありました。』
『心が澄んでいれば、人は光を放ちます。澄んでいる小川のようにキラキラと光るのです。』
『その光は宇宙をも動かす力があります。夜空の星のように』
『今宇宙がこのように動いているのも縄文人の放った光の影響もあるのです。』
『この宇宙の働きに、感謝することで、心が澄んでいき、人は光を放ち、宇宙が動く。』
『この循環を縄文の人は知っていました。』
『宇宙の働きに感謝する場所として神社ができたのです。』
そして、この帰り道にもあのトカゲはガサッと前を通り過ぎた。まるでありがとうと礼を言うように。
