『在宅で看取った亡き母から娘へのメッセージ』チャネリング
僕は、長いこと在宅医療をやっている。自宅でお看取りしたある80代の女性Aさんの話をしたい。
娘さんがひとりで自宅で介護をしていた。
Aさんは、認知症があり時に幻覚や妄想に囚われ怒りだしたり暴れたりで手がつけられないほど大変な時もあった。
それでも落ち着いている時はユーモアがあり、来る人を笑わしていた。
医療スタッフからも愛されるそんな可愛らしいおばあちゃんであった。
ひ孫が生まれ、これからおばあちゃんに対面させられると家族が喜んでいた。
そんな矢先のある朝、Aさんが自宅で転倒され、そのまま急死していた。
待望のひ孫に会うこともなく、ひっそりと自宅の床の上で最期を迎えた。
それは関わっていた周りの人達にとって、衝撃的で多いに落胆した。

(写真はイメージ)
Aさんの娘さんは以前より、僕の遠隔ヒーリングを受けてくれていた。
Aさんが亡くなられてから忙しくなりしばらくは遠ざかっていた。
久しぶりに娘さんより、腰痛で遠隔ヒーリングの申し出があった。
ヒーリングをしていると、間もなく亡くなったAさんの意識が入ってきた。
娘に伝えてほしいことがある。
『本当に楽しい人生を過ごさせてくれてありがとう。』
『最期までお世話になりました。』
『別れを惜しんでいるわけではないけど、最期は 急だったので ゆっくり話すことができなかったことだけは後悔してます。』
『もっと娘に笑わしてもらいたかった。』
『苦しみを笑い飛ばす。 それが私の生き方でした。』
『泣いていても笑っていても目の前で起こっていることは変わりません。』
『ならば 、笑いを選ぶ これが私の生き方でした。』
『よく、ひ孫を見に行っています。彼も私を笑わしてくれます。』
『彼はとても面白い子です。』
『楽しいことをして楽しく生きる。』
『シンプルだけどそれがどんだけ難しいことか私も実感しました。』
『それでも彼はそれを成し遂げる気がしています。彼には希望しか感じないし、多くの人に勇気を与える存在になると思います。』
『楽しいひとときというのは一瞬ですが 、私の記憶に残り続けます。』
『あなたたちが楽しければ私も楽しい。』
『今の私には家族との永遠の時間が流れています。』
遠隔ヒーリングが終わるとこのメッセージをすぐに娘さんへ伝えた。
奇しくもその日は父親の命日でもあったとのことだった。